読者資産:ほどよい量をつくる

 

ほどよい量をつくる (しごとのわ)

ほどよい量をつくる (しごとのわ)

 

●資産価値:★★★★★

・発見たくさん

・情報整理少々

 

●おすすめ読者

・本当に大切モノを大切にできる人生を

 送りたい方

・今の大量生産大量消費、儲け第一の社会に

 疑問を感じてる方

・シェアリングビジネスの本質とあるべき姿

 を知りたい方

 

●読前期待

・新聞で佰食屋の記事を読んで、興味を

 持ったから

・規模の成長を目指さない、に共感したから

 

●読感

・言葉が綺麗なので、きれいな景色を眺めて

 いるような読感で心地よい

・著者の言葉も職人さん経営者さんの言葉に

 納得と新しい価値観がつまっている

・ビジネスの本来あるべき姿を知ることが

 出来た

 

●読筋

・大量生産と消費そして廃棄物という現代の

 社会モデルに対する疑問から始まる

・さらにその中で、低価格ニーズと提供競争

 による本当に良いものや文化の消失が

 加速している

・その原因として、

 ・分業(悪の凡庸さと同じ現象)

 ・それによる作り手軽視

  (自身も中間、消費者も)

 が挙げられる

・その解決策として

 ・ほどよい量と価格

 ・お客さんとの繋がり

 ・届け方=物流

 の3つの観点で事例紹介しまとめている

・作り手と使い手がダイレクトに繋がり、

 見える化と参加による本当の価値を伝える

 ことで、人間だけでなく地球とっても

 ほどよい量を作り使い消費することが可能と

 なる

 

●感想考察

・規模の成長ではない生き方の事例と本質を

 知れた

 私の今の価値観とピッタリ合っていた

・量や規模の成長を追わずに、ほどよい量の

 できることを増やすことが人生の選択肢

 を増やすことに繋がり、結果的に豊かになる

・「自分の仕事の程よい量」

・ほどよい=バランス

 企業中心の儲けだけではなく、人間を含む

 地球全体にほどよいを目指すことが本当の

 持続可能社会に繋がると考える

・「求められる量を維持できる範囲で」

・参加型にすることで、生産のリスクを

 消費者も負い支える

 自分事にする

 これこそ本来の株式会社のあるべき姿

・○○志向のような煽動ではなく、

 「こっちの方が楽しいよ」という選択肢の

 ひとつを示し仲間とファンを増やす

・伝え方のデザイン

・お客さんの好きなモノを作り選ばれ続ける

 ことこそがほどよく持続可能な成長

 努力は必須を忘れないこと

 目的が売り上げではないだけで、手を抜く

 訳ではない

・ターゲティングは欲望で分類する

・本当に大切なもののために、ほどよくする

 

●読後

・ほどよい価値観を忘れない

 これは追わないやらないぶれない勇気覚悟

・本当に大切なもの=家族のために、人生を

 ほどよくバランス設計する

 これって新しいビジネス経営理論にならない?